【岩柳地区大会決勝】
■ 期 日 平成25年4月6日(土)、7日(日)
■ 会 場 高水高校 岩国高校
○男子決勝
柳井○57(13-6 8-11 16-14 20-17)48●岩国
強固なディフェンスとミスの少ないプレーによる安定した試合運びで勝ち上がってきた柳井高校と苦戦しながらも終盤の底力で接戦をものにしてきた岩国高校の対戦となった決勝戦。
1Q、両チームともマンツースタート。序盤からディフェンスでプレッシャーを与える柳井は、速攻で流れをつかもうとするもなかなか得点がのびない。柳井13-6岩国。2Q、速攻が出せなくなった柳井はシュートが決まらなくなる。一方、岩国は#4のミドルシュート、3Pシュートで盛り返す。柳井21-17岩国。3Q、柳井は再びディフェンスのプレッシャーを強め、速攻で得点を重ねる。岩国も#4、#6を中心とした攻めで点差を広げさせない。一進一退の攻防が続く。柳井37-31岩国。4Q、開始3分、柳井の速攻が決まる。岩国、タイムアウトをとって流れを切ろうとするが、柳井は3Pで点差を広げる。岩国、#6のリバウンドからのシュートで追いすがるが、ディフェンスでプレッシャーをかけ続けた柳井高校が柳井57-48岩国で競り勝ち、秋季岩柳大会に続き優勝を収めた。
○女子決勝
高水○87(27-9 28-5 15-17 15-21)52●岩国
1Q、両者マンツーで開始。岩国は序盤、固さからか#5の3Pシュート以降点が伸びず、高水は#8、#5のミドルや#16の3Pシュートで点を重ね、岩国たまらずタイムアウト。落ち着きを戻した岩国は#4のドライブや#16がセンターでねじ込み点を伸ばすも、高水#16から#5の合わせで順調に加点していき、高水27-9岩国。2Q、ペースは依然変わらず、高水#4、#7、#17のドライブに加え3Pシュートも入れる活躍。対して岩国は#5が2点を決めるも、そこから高水のプレッシャーディフェンスの前に苦しい攻めやターンオーバーが続く。#4のフリースローや#16がゴール下で粘るも点が伸びず、再び岩国タイムアウト。しかし高水、反撃の隙を許さず#16から#9の合わせで突き放しにかかり、高水57-14岩国で前半を終える。3Q、両者立ち上がりが悪く、高水連続パスミスなどからタイムアウト。高水は攻めをセットオフェンスに切り替え、#9のセンタープレーや#5の合わせで地道に点を重ねるも、岩国#4、#5の3Pシュートや#12、#16が2点シュートで追いすがる。その後も一進一退の攻防が続き、高水72-31岩国。4Q、高水のディフェンスは激しさを増すが、岩国#12を皮切りに#4、#5が3Pシュートを落ち着いて決める。負けじと高水も#7、#17がシュートも決め、流れを渡さない。ここで岩国、ペースを掴むためにタイムアウトをとると、#16のシュートや#5の3Pシュートで流れに乗り出すも時間が足りず、高水87-52岩国で終了。開始から安定した試合運びを見せた高水の優勝となっ
【周南地区大会決勝】
■ 期 日 平成25年4月6日(土)
■ 会 場 南陽工業高校 新南陽高校
○男子決勝
南陽工○65(16-12 5-12 11-15 17-10 OT16-7)56●下松
1Q、南陽工マンツーマン、下松1-2-2ゾーン。南陽工#8の3Pで先制。南陽工は#7のドライブ、#14の速攻で得点を重ねる。対する下松は#5の高さを活かしたゴール下と#8の3Pで得点し、一進一退の攻防が続く。下松はゾーンとマンツーマンをメンバーによって変化を持たせるが、南工は#6・#10の連続速攻で点差を広げる。南陽工16-12下松。2Q、南陽工は#7のミドルシュート、#4のカットインなどで得点。一方下松は、#6の個人技からのバスケットカウント、#5の力強いゴール下で得点し、どちらも譲らない。終了間際、下松#8の3Pが決まり逆転。南陽工21-24下松。3Q、下松は#5・#6の得点で点差を広げにかかる。しかし南陽工、#7の速攻、#14の3Pで一気に差を詰める。残り1分半、たまらず下松タイムアウト。その後、見応えのある攻防が続く。南陽工32-39下松。4Q、南陽工#7・#14の3Pで1点差まで詰め寄る。ここから両者の気持ちの入った攻防が始まる。残り3分、南工#5のバスケットカウントで同点。下松も#5のバスケットカウントですぐさまやり返すも、南工#4の3Pでまたも同点。残り45秒、南工の#4の3Pが決まり、南陽工47-46下松。その後、南陽工#5のシュートが決まり3点差とする。このまま試合終了かと思われたが、下松#6の劇的な3Pブザービーターが決まり延長戦に突入する。
延長戦、南陽工は激しいディフェンスから#4・#5が次々に得点し点差を一気に広げる。下松も#8の3P、#10の速攻で粘りを見せるが力及ばす。南陽工65-56下松、南陽工が優勝をかざった。どちらも気持ちのこもった攻防で見応えのある決勝戦であった。
○女子決勝
徳山商工○74(15-18 22-10 15-8 22-16)52●下松
1Q、両チームハーフコートのゾーン。下松#8、徳山商工#9の3Pで試合が動き出す。シュート後はオールコートマンツーやゾーンと流動的に変化させ速攻に繋げる徳山商工に対して、下松は確実にリバウンドを奪い、#9・#10が得点する。序盤より両チーム3P連発で徳山商工15-18下松。2Q、両チームとも激しいディフェンスながら、下松のシュートが決まらなくなる。確実にゾーンを崩す徳山商工は同点に追いつくと#4が3P、ドライブからファールも誘いフリースローも併せて3点をもぎ取る。この機に前からプレスをかけ、#6#7の3Pで追加点。徳山商工37-28下松。3Qも3Pゲームが続く。徳山商工監督の術中に両チーム選手が完全にはまりゲームが進む。たまらず下松はタイムアウト。しかし、#4を起点に攻める徳山商工の流れを変えられず徳山商工52-36下松。4Q、下松のゾーンをインサイドからアウトサイドへと切り崩し、3Pを決める徳山商工。徐々に下松#9・#10が機能し出すが、ここでも徳山商工は3Pで流れを断ち切る。最後は危なげない試合展開で徳山商工74-52下松。19本の3Pで得点を量産した徳山商工が優勝を飾った。
【山防地区大会決勝】
■ 期 日 平成25年4月6日(土)
■ 会 場 西京高校 山口農業高校
○男子決勝
誠英○63(17-11 18-12 13-6 15-16)45●防府商
新人大会に続き連覇を狙う誠英と山高を1点差で破り勢いに乗る防府商の対戦となった。1Q、両チームオールコートマンツー。誠英#6・#7の得点、#12のドライブで得点を重ねる。対する防府商は、#8の3P、#7のドライブなどで応戦する。誠英#4のミドルシュートが決まり、誠英15-9防府商とリードされた防府商がたまらずタイムアウト。しかし、流れは変わらず、誠英17-11防府商。2Q、防府商が#7のミドル、3Pシュートで誠英19-16防府商と追い上げる。しかし、誠英がインサイドを中心に攻め、誠英29-21防府商と引き離したところで、防府商が2回目のタイムアウト。その後も誠英は、速攻からの得点を重ね、誠英35-23防府商。3Q、防府商は1-3-1のゾーンにディフェンスを変え応戦する。両チームともファールが多くなるも、誠英がリバウンドを制しゲームを支配する。焦りからかミスの続く防府商に誠英はインサイドで攻撃を仕掛ける。誠英48-29防府商。4Q、誠英の激しいディフェンスに、防府商は3分間得点することはできない。リードを広げられ、誠英59-29防府商。防府商はディフェンスで最後の粘りを見せ、得点を重ねる。#6・#7の連続の3Pで追い上げるもここまで。誠英63-45防府商。誠英が力の差を見せつけ連続優勝を飾った。
○女子決勝
誠英○77(15-4 19-12 21-14 24-6)36●中村女子
山防地区大会女子決勝は昨年と同様、誠英と中村女子の対戦となった。1Q、両チームともマンツーマンスタート。誠英は#8のドライブ、#6・#8の合わせ、#6・#7のミドルシュートで得点を重ねていく。対する中村女子は#5の1対1で応戦するも、6分間ノーゴールが続く。残り1分で中村#4のミドルシュートが決まるも誠英15-4中村女子。2Q、中村女子#4の3連続1対1で得点を取るが、誠英も#9の1対1、3Pで着実に得点を重ね、誠英34-16中村女子。3Q、誠英#7のドライブ、#9のミドルシュート、#9・#8の合わせプレーで着実に得点を伸ばしていく。中村女子も#4のドライブで対抗するが、残り3分、誠英がディフェンスをオールコートマンツーに変えさらにプレッシャーをかけ、誠英53-30中村女子。4Q、後がない中村女子は残り5分からオールコートマンツーマンでプレッシャーをかけるが反撃もそこまで。結局、4Qもオールコートマンツーマンでプレッシャーをかけ続け、リバウンドを確実にものにした誠英が誠英77-36中村女子で勝利した。
【宇部地区大会決勝】
■ 期 日 平成25年4月7日(日)
■ 会 場 宇部工業高校
○男子決勝
宇部工○65(17-8 15-4 16-11 17-14)37●宇部
1Q、両者マンツーマンスタート。宇部工多彩な合わせや#4の3Pで次々に得点していく。対する宇部はパッシングオフェンスで対抗するが、最後のシュートが決まらず、残り1分30秒まで無得点。起死回生のゾーンデフェンスにかえてからオフェンスにリズムが出て、宇部工17-8宇部。2Q、宇部工インサイドを中心に得点を重ねていく。宇部はゾーンデフェンスからブレイクを試みるが、うまく加点できず宇部工32-12宇部。3Q、宇部工2Qとかわらず#5を中心にインサイドで次々と加点していく。宇部は#4の2本の3Pを皮切りに、ブレイクから#13のレイアップなど、ようやくシュートが決まりだし、宇部工48-23宇部。4Q、宇部は3Qに引き続きシュートが決まる。#6と#4の3Pで追いすがるものの、メンバーを総入れ替えした宇部工も冷静にプレーし、得点を重ねていき、宇部工65-37宇部で試合終了。宇部工が勝ったものの、最後まで諦めずにボールを追った宇部の健闘を称えたい。
○女子決勝
慶進○60(12-9 20-6 16-10 12-6 )31●宇部中央
1Q、両チーム共マンツーマンスタート。慶進はハーフコートの堅い守りでスティールから速攻やインサイド・アウトサイドのバランスのとれた多彩な攻撃を見せるも、なかなか得点に結びつかない。対する宇部中央は、1対1・フォーメーションを使い、なんとかシュートに持って行く。リバウンドに必死に飛び込み得点を狙う。残り4分、宇部中央はタイムアウトからディフェンスをゾーンに変える。慶進は思うようにゲームを進められず、慶進12-9宇部中央。2Q、流れをつかめないでいる慶進に対して、宇部中央はフォーメーションから得点を重ね、残り5分慶進12-11宇部中央。慶進はたまらずタイムアウト。宇部中央のパスミスやシュートミスが出始め、慶進が確実にシュートを決め、少しずつ点差が広がっていく。慶進32-15宇部中央。3Q、宇部中央のミスが目立ち始め、慶進はすかさずたたみかける。オフェンスはインサイドを使いながら攻略していく。慶進のディフェンスも一層プレッシャーを強め、オーバータイムやパスミスを誘う。宇部中央は果敢に1対1を仕掛け、ゴールを狙うも慶進の力強いディフェンスを前に得点することができない。ゲームの入りこそもつれるゲームとなったが、最終的には慶進60-31宇部中央と慶進の圧倒的な力の差を見せつけられるゲームとなった。しかし、宇部中央は準決勝・決勝と非常にハードなゲームとなったが、最後までボールを追い続け、ゴールに向かった。見る者の心を引きつける内容であった。
【下関地区大会決勝】
■ 期 日 平成25年4月21日(日)
■ 会 場 下関工業高校
○男子決勝
豊浦○59(19-3 19-3 5-12 16-10)28●下関工
両チームマンツーマンスタート。豊浦#13のパスカットから豊浦先制。豊浦#13を中心に得点を重ねる。下関工は選手交代をしながらシュートまで持ち込むがなかなか点が入らない。中盤得点が入らない時間が続き、豊浦がタイムアウト。その後も得点が入らず今度は下関工がタイムアウト。豊浦がオールコートから厳しいディフェンスでミスを誘い得点を重ねる。豊浦19-3下関工。2Q、豊浦は#15の連続得点、そしてゾーンプレスからリズムをつかみシュートが入り始める。下関工は#5の3Pなど、外から勝機を見出そうとするがなかなか入らない。豊浦38-6下関工。3Q、両チーム序盤はなかなかシュートが決まらない。徐々に下関工は球際の強さを見せ、オフェンスリバウンドをとり、#4・#6・#18を中心に得点を取るが、点差を詰めるには至らず豊浦43-18下関工。4Q、互いにメンバーチェンジを繰り返す。豊浦は#17のゴール下でさらに点差を広げる。豊浦59-26下関工。終始ゲームを支配した豊浦が優勝。両チームの高校総体での活躍を期待したい。
○女子決勝
長府○73(20-8 16-7 21-10 16-23)48●下関商
前日の中国大会出場権をかけた県大会3位決定戦と同じ顔合わせとなった地区大会決勝。 開始早々、長府は#5のゴール下で得点。トラップ気味のディフェンスから相手のミスを誘いさらに得点を重ねる。対する下関商も#4にボールを集めるも、なかなか得点に結びつかない。長府が走り続ける形で長府20-8下関商。2Q、下関商は1Q、終了前から流れを変えるためか#4をベンチに下げ、2Qもそのまま若いメンバーでのぞむ。対する長府はディフェンスを緩めることなくミスを誘い、速攻で得点。下関商も献身的なディフェンスからリズムを作り得点をしていこうとするも、長府が落ち着いたプレーで対応、ディフェンスでは相手にプレッシャーをかけ続けた。長府36-15下関商で前半終了。3Q、も長府は攻撃の手を緩めることなく#5のインサイド、#6のドライブなどで得点していく。下関商は出場中、唯一の3年生である#6が何とか状況を打開しようと試みるも、苦しい時間帯が続いていく。長府は残り2分からセカンドメンバーを投入していき、積極的なディフェンスから速攻というペースでじわじわと点差を広げていき、長府57-25下関商。4Q、も終始長府ペースでゲームは進んでいき、結局長府73-48下関商でゲーム終了。長府の激しいディフェンスからの速攻、#5のインサイドプレーが目立ったゲームとなったが、下商1年生メンバーの4Qでの奮闘、特に#17の活躍など、これからに楽しみを感じさせるものがあった。
【長北地区大会決勝】
■ 期 日 平成25年4月21日(日)
■ 会 場 萩商工高校
○男子決勝
萩商工○92(25-5 10-13 18-11 39-2)31●萩
1Q両者マンツーマンでスタート。萩商工の攻撃からスタート。
萩商工は#7のインサイドからの攻撃と#4の3Pを軸に得点を狙う。対する萩は#5の3Pや1対1からの得点を狙うが萩商工のディフェンスを破ることができず、6分で萩のタイムアウト。萩はディフェンスをゾーンディフェンスに変更し、萩商工の得点を封じ込もうとするが、得点を止めることはできず、25−5で1Qが終了。2Q、立ち上がりから萩の#9のインサイド、#5の3Pが連続で決まり、3分で萩商工タイムアウト。その後、萩の得点が止まり、萩商工の反撃が始まるが、前半は35−18で終了。
3Q、萩商工#5の3Pが開始直後決まり、萩商工が一気に萩を突き放すかに思えたが、萩も粘りを見せ、両者一進一退のゲームとなった。しかし、萩が集中両区を欠き、終盤は萩商工のドライブからの攻撃をくいとめることができず、53−29で3Qを終了。
4Q開始から萩はミスを連続し、2度のタイムアウトを取る。しかし、萩商工のディフェンスを破ることができず、萩は攻撃できないまま92−31で萩商工の圧勝で終了した。
○女子決勝
萩商工○52(10-10 13-14 13-8 16-9)41●萩
1Qお互いマンツーマンでスタート。3年生は最後の長北大会ということで気合いを入れて試合に臨む。お互い気合いの入ったディフェンスでパスミスを誘い、なかなかシュートまで行くことができない。それでも萩商工は合わせや速攻からからのレイアップで、萩は外からのシュートを中心に攻撃を組み立てる。だが共にシュートを決めることができず結局第1Qは萩商工10−10萩高の同点。2Q、開始2分間はまだリズムをつかめずお互いノーゴール。萩商工#7がオフェンスリバウンドから得点を決めてようやく試合が動く。ここから流れに乗って差を広げにいきたいところだが肝心のシュートが入らずリズムに乗れない。萩高も#6、#4の3Pでくらいつく。その後は一進一退の攻防が続き、2Qは萩商工23−24萩高、萩高が1点差リードで前半終了。3Qは一転して序盤から試合が動く。萩商工は#4のシュートを中心に得点し、対する萩高は#7のジャンプシュート、#4の3Pでくらいつく。萩高はここにきて足が止まり萩商工との差が開きだす。萩商工36−萩高32、4点差。4Q入っても点差は詰まらず、徐々に萩商工が合わせから#7、#4のドライブからのレイアップなどチャンスを確実に物にし、引き離しにかかる。萩高もタイムアウトを取り、流れを引き寄せようと試みるが失った流れを引き戻すことができず、結局終わってみれば萩商工52−41萩高で萩商工が昨年に引き続き優勝を飾った。ただお互いが全力を尽くした好ゲームだった。