[大会の展望(女子)]第43回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会山口県予選会

第43回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会山口県予選会の展望をお送りします。

■女子展望

 今年度、各大会において圧倒的な強さを見せつけ勝利を収めている第1シードの慶進高校が優勝候補の大本命。下級生からチームの主力として活躍してきた#4中村#5鶴川が最上級生となり、昨年のスーパールーキー#6松本も経験値が増し、勝負を懸けたインターハイでは、全国の強豪校を相手に堂々のベスト8に進出。この秋岐阜で開催された国体でも慶進単独で挑んだ。次こそはと全国上位進出を狙ったが、#13池本がけがのため出場できず福岡県に9点差で初戦敗退。その福岡県が第1シードの愛知県を破り、準優勝したことを考えれば全国上位との力の差はそれほどないと言える。慶進の選手からすれば県予選はあくまでも通過点。3年生最後の大会として、ウィンターカップでインターハイを超える成績を目指しているに違いない。

 その慶進にストップをかけたい対抗馬として挙がるのは、第2シードの長府高校(県総体2位)、第3シードの高水高校(同3位)。戦力的に3年生の残る高水が優勢か?県総体では、前半は何とか慶進に食らいつくも後半失速。1年生ながらセンスを感じさせる#16内村#18植田らが上級生とうまく融合すれば楽しみなチームである。
長府高校は、3年生の#6丸山を中心に下級生がどこまで力を発揮できるかにかかっている。2年生の#8末廣は、スピードのあるドライブと豊富な運動量で相手ディフェンスを翻弄する。1年生の#12吉野も県総体準決勝、決勝の舞台を経験し落ち着いたプレイを見せた。長府伝統の機動力、シュート力を活かし決勝へ駒を進めたい。
第4シードの岩国高校(同3位)は、県総体を最後に3年生が引退し、戦力ダウンは否めない。2年生ながらチームの主力として活躍した#17塚田を中心に上位進出を目指す。

 同ブロックで岩国高校の対抗としてベスト8、ベスト4を狙うのは、同じ岩柳地区の柳井高校、下関南高校あたりか?柳井高校は、中学時代全国大会を経験した選手が多く個々の能力は高い。同地区でお互い手の内を知っているので激戦が予想される。下関南は、小柄であるが外郭のシュートを得意としており、入り出すと手がつけられない。勢いに乗って久しぶりのベスト4を目指したい。
 その他、8シードの誠英高校、下関商業高校も上位を目指す。誠英は、かつて全国大会出場を懸けてしのぎを削りあった慶進と久々に準々決勝での対戦が予想される。3年生が引退し、1,2年生で王者慶進に挑む。1年生に力のある選手が多く、古豪復活に期待したい。

 下関商業高校は、宇部商業高校、長府高校と激戦のブロックに入ったが虎視眈々とベスト4を狙う。3年生#4山本が小さいながらもインサイドで体を張り、攻守共にチームの要となる。得点力に期待のかかる2年生#9長田を中心とし、県総体4強を逃した雪辱を果たしたい。
 一年を締めくくる最後の大会。メンバーが入れ替わり、3年生の出場するチームが有利か?W-CUP出場を目指し熱い戦い、好ゲームを期待したい。
 ※選手の番号は県総体(6月)での番号

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